住まいの音環境~遮音と吸音の施工~

音には空気中を伝わる「空気伝播音」と、床や壁等固体を通じて伝わる「固体伝播音」とがあります。
住宅の防音対策には、建物内部で発生する音の影響を、他の部屋や外部に与えないことと
それと反対に、外部の騒音を建物内部に持ち込まないというふたつの目的があります。


音は、物体に当たると一部は反射し、一部は吸収または透過して減衰していきます。
この減衰する量を専門的には「透過損失」といいます。

「遮音」とは、反射や透過損失により、音の伝播を遮断することで
面密度(単位面積当たりの質量)の大きい材料ほど、遮音効果は高くなります。


いっぽうの「吸音」とは、音の通路に音を吸収する材料を置き
音を反射させないようにすることを言います。
柔らかくて多孔質(穴がたくさんあること)な材料は、音を反射することなく
吸収・透過させる性質を持っています。


防音対策としては、空気伝播音にたいして「遮音」と「吸音」を組み合わせ
固体伝播音に対しては防振材(振動の伝達を少なくする材料のこと)や
制振材(振動を減衰させる材料のこと)を用いて音をコントロールするのが一般的な方法です。


また、音漏れの防止も重要。
防音サッシ、防音ドアなど気密性の高い建具屋、換気扇、給気口などに
防音ダンパ―などを取り付けると、防音効果がアップします。

 


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現場で使用する接着用材料について

接着剤は、建築工事には欠かせない材料として、乾式工法とともに多用されています。
いっぽうで、接着剤から放散される揮発性有機化合物は
ひと昔前に、シックハウス症候群の要因のひとつとされ
人体に与える影響が問題視されたという経緯もあります。


ホルムアルデヒドは、建築基準法の制限により、現在では放散量が極めて少ない
F☆☆☆☆のものが主流となっています。

接着剤は、硬化反応によって分類され、溶液が乾燥することで硬化する「溶剤揮散型」と
水分・熱・光・硬化剤などと化学反応して硬化する「化学反応型」があります。

ほかにも、加熱され溶融して塗布され、冷却によって固化、接着する「熱溶融型」や
切手のように水分や溶剤を与えることで活性化する「再湿型」などもあります。


内装工事では、壁紙、フローリングをはじめとして、内装パネル、タイルなど
さまざまな仕上げ材や造作材の固定に接着剤を使用します。

壁紙など広い範囲には「酢酸ビニル系エマルジョン型」が多く使用され
可塑剤(※)の成分に配慮したものや、無可塑剤のものを使用したりします。

(※可塑剤・・・硬い樹脂を軟化させ、加工性をよくするための液状の材料のこと)



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木質系の壁や天井の仕上げ材について

一般住宅の内装工事でも、店舗の内装工事でも、近年は、木質系の材料を
仕上げ材として用いるケースが増えてきています。
健康志向も相まって、あらためて人気が集まる木質系仕上げ材ですが
木の特性を知ったうえで使うことが大切なポイントです。

木質系材料には、おもに「無垢材」「集成材」「化粧合板」があります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。


無垢材

無垢材は、ホルムアルデヒドなどの有害な物質を含まず
天然木の自然な風合いを楽しめるとともに
吸放湿性により室内の湿度を調整する機能があるなどの利点があります。

仕上げ用に製材した無垢板を「羽目板」といい、ヒノキや杉、サワラ、ヒバといった
針葉樹が多く使用されます。いっぽうで、広葉樹の平板は、板目の面白さや木目の変化に富み
天井や壁の仕上げに限らず、家具などにも採用され、独特の風合いが好まれています。

無垢材は室内環境の影響を受けて、割れや反り、曲がりなどが生じやすく
施工後の狂いが出ないように、加工精度の高い材料を吟味することが大切といえます。


集成材

集成材は断面寸法の小さい木材を接着剤で貼り合わせたもので
乾燥によるひび割れや粗利などが生じにくく、強度のばらつきは小さいのが特徴です。
構造材に使用されることが多い材料ですが、内装仕上げにも使用できます。


化粧合板

化粧合板は、木材を薄く剥いだ単板を張り合わせたものです。
内装仕上げには多く使用されている材料です。
天然木の薄い単板を張り付けたものは「天然木化粧合板」と呼ばれ
木材よりも安価で狂いが生じにくく、天然木目の風合いも楽しむことができます。

それ以外は、表面処理加工を施した合板で「特殊加工化粧合板」と呼ばれています。
合成樹脂系の材料を張りつけたものや、塗装を施したもの、塩ビ樹脂を張りつけたもの
木目などの模様を印刷したプリントしたものなど、いろいろな種類から選ぶことができます。

 

 

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リフォームとリノベーション何が違うの?

住宅のリフォームを考えている人の中には、最近よく聞くようになったリノベーションとリフォームでは何が違うんだろうと疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。

そこで、リフォームとリノベーションの違いについて簡単に説明したいと思います。

現在、リフォームとリノベーションの違いは、明確に線引きされているものではありませんが、それぞれ大きく異なる点とメリット・デメリットがあります。

まず、工事の規模として、リフォームは、設備の変更や修繕をメインにしていることです。例えば、キッチンにあるシステムキッチンの入れ替えや、浴室のユニットバスの入れ替え、トイレの入れ替えを中心とし、床や壁の張替えなどもあります。

一方、リノベーションは、間取り自体を大きく変更し、水回りをはじめとする様々な設備も変更するなど大規模な工事となるケースが多いのが特徴です。

そのため、リフォームの場合は、半日~数日で完了するケースが多い一方で、リノベーションは工事の規模が大きい分、数週間~数ヶ月必要となる場合もあります。

リフォームとリノベーションの工事の規模に加えて、住まいの性能という視点で視てみると、リフォームは新築と同等の快適さを得ることができますが、リノベーションは、新築時以上の快適さを手に入れることができると言われています。

リノベーションは、これまでの暮らしの中で改善したい部分や、もっと快適にそして便利に暮らすことができる方法を考えて行われることが多く、それは省エネや耐震設計などにも繋がっていくものです。

リフォームとリノベーションのどちらが良いのかは、予算や工事期間にもよるのでなんとも言えませんが、どちらも今よりも快適な生活ができるものと言えます。

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原状回復工事にかかる期間と費用は?

原状回復工事にかかる期間は、原状回復を行う場所の規模などによってかなり違うのでなんとも言えませんが、広い場所だったり、小さな場所でもたくさんの個室を作り、既設の照明や空調設備ではなく変更を加えている場合は、最低でも1ヶ月以上は必要です。

一方、小さな場所で、原状回復工事の内容は、タイルカーペットやビニルクロスのみという場合は、1週間もかからずに工事を完了できるケースもあります。

ただし、オフィスがいくつも入っているような建物の場合、原状回復工事自体はわずかな期間で行うことができたとしても、周囲の人たちの迷惑にならない日や時間に行う必要が出てくるので、周囲のオフィスが休日だったり、夜間の時間帯を選ばなくてはいけないこともあるので、工事日程の制限があることが多いです。

そのため、工事自体はわずか1週間程度で終了予定だったとしても、最低でも2ヶ月以上前には打ち合わせをしたうえで、工事を行うことが大切です。

原状回復工事にかかる費用は、ビルの管理会社やゼネコン企業が行う場合、1坪あたり4万円~10万年近くかかってしまうケースも珍しくありませんので、事前にいくつかの工事業者へ見積もり依頼を行うことをおすすめします。

 

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