意外と難しい間接照明の計画

間接照明は、ホテルや飲食店といった店舗だけに限らず、近頃では住宅においても取り入れられるようになってきています。
照明器具が直接視界に入ることがなく、すっきりとした印象になり、落ち着いた空間の雰囲気を醸し出せるところに、人気の理由があります。

また、間接照明は、柔らかい光を拡散させ、空間の奥行や広がりを演出することもできます。
代表的な手法としては、次の2つのパターンがあります。

①コーブ照明
天井を一部下げて二重にする。または、壁をふかして仕込んだ上向きの光源で天井面を照らす方法
(※壁をふかす・・仕上げ面や仕上げ線を大きくして、前に出すこと)

②コーニス照明
光源を天井に組み込んで隠す。または、遮光板で隠して上から下へ向かって壁面を照らす方法

このふたつは、特別な内装設計や造作が必要なことから、「建築化照明」とも呼ばれています。

照明計画は、内装の素材や仕上げ、色遣いなどと密接な関係があります。
同じ光源だとしても、内装の色が白と黒では、その照度は全く変わりますし、フローリングの艶の度合いによっては、光源が反射されてフローリングに移りこんでしまうといったケースもあります。しかし、これではせっかくの照明計画が少しもったいないという結果になってしまします。

インテリアや家具の配置、人の動線などもふまえ、多角的に計画することが大切です。

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